経営者が参画する要求品質の確保 ~超上流から攻める IT 化の勘どころ~ 第 2 版
https://www.ipa.go.jp/sec/publish/tn05-002.html
編 : IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター
https://gyazo.com/eb42e1d38788cd9fc4644f8a1edb417a
nobuoka.icon 2006 年に発行されており中身が古い部分もあるが、2022 年現在でも参考になる部分もある
関連
経営者が参画する要求品質の確保
経営者が参画する要求品質の確保 〜超上流から攻める IT 化の勘どころ〜
超上流、超上流工程
内容メモ
ユーザー企業が要求仕様書を書けなくなったのはなぜか?
現在 (2006 年) ではこれまでにない業務を IT で実現することが増えている
未知・未経験の業務や曖昧な wants は利用者にも明確ではなく、要求仕様書を作成することは困難
もともとは既存業務の置き換えでシステム化することがほとんどだった
機器やソフトウェアの構成が複雑になっており、開発着手時に全てが明らかにはなっていない
ギャップを埋めるには? → どの段階で誰が何を決めるかを可視化して明らかにする
2-4-2-3 の法則
開発プロセス共有化の取り組み
ソフトウェアライフサイクルプロセスの国際標準化や日本工業標準
nobuoka.icon JIS X 0160:2021 (ISO/IEC/IEEE 12207:2017) など
それを拡張した共通フレーム 98 など
nobuoka.icon 2022 年 6 月現在の最新版は 共通フレーム 2013
システムライフサイクルプロセスの共通化も
nobuoka.icon JIS X 0170:2020
https://gyazo.com/74abde65ab2fc86124d9be0b5b68cdb0
システム開発に必要な要件
工程の例
システム化の方向性
システム化計画 : システムづくりの基本
要件定義
システム設計
https://gyazo.com/7985bed6e21780783b11b01075b5211f
IT 戦略は経営戦略に整合するはずだが、IT 投資の効果が経営層に届いていない場合がある
システム化の方向性とシステム化計画で、責任の所在を明確にする
nobuoka.icon 本書の中に例があり、参考になる
多くの企業が要件定義終了の段階でシステム化予算を固め、システム設計以降の工程に入る意思決定を行う
実態は、要件定義の後から要件が変わったり、システム化予算が増えたりする
そのため、投資判断を行うのに耐えうる不確かさの予算の見積りがあり、その見積りを出すために十分な要件が確定していればよい